軽自動車は普通車に比べて税金が安く、燃費も良いことや小回りが効くなどから多くの人に利用されています。
ですがその分、普通車に比べて車内空間が狭いことや、走行性能の悪さなどにより不満を持つ方も多いでしょう。
現在では、トールワゴン車という車内空間がとても広い軽自動車が人気を集めています。
中でも1番の人気を誇るのが、HONDAの「NBOX」です。
NBOXは、車内空間の広さだけではなく、走行性能や安全性の部分でも普通車に負けていません。さらにデザイン性の豊かさなども人気の理由の1つです。
しかし性能の良さや人気車ということもあり、今までの軽自動車に比べて手が出しづらいと感じる方も少なくないでしょう。
そこでおすすめなのが、購入ではなくカーリースでNBOXに乗ることです。
今回はNBOXをカーリースで乗るのがお得な理由や、NBOXの特徴について詳しく解説していきます!
今月(2024年4月現在)のNBOX新車販売台数:14,947台
NBOXに乗るならカーリースがお得!その理由は?
カーローンよりもお得に乗ることができる
カーローンとカーリースは、毎月お金を支払うという部分では同じです。
しかしカーローンの場合は、頭金や新車登録時の諸費用などのまとまった資金を最初に用意しなければいけません。
一方でカーリースの場合は、初期費用が必要ないため初月からずっと同じ料金で新車に乗ることができます。
下記はカーローンとカーリースを5年契約した場合の総支払額を比較した表です。
カーローン(5年) | カーリース(5年) | |
初期費用 | 12,0390円 | 0円 |
月額料金(ローン) | 26,643円 | 31,580円 |
自動車税 | 10,800円/年 | 0円 |
車検代 | 32,500円/年 | 0円 |
カーローンの場合、初期費用や税金・車検などがかかるのに対して、カーリースは月額料金に全て含まれているため、毎月31,580円のみの支払いとなります。
5年契約の場合は購入よりも、カーリースの方がお得に乗ることができますね!
また、急な出費が発生せずに毎月定額の料金のみのお支払いとなれば、家計の管理的にもとても楽です。
頭金不要・毎月定額で維持できる
カーリースの良いところは、頭金なし・初期費用無し・毎月定額で新車に乗れることです。
一般的に軽自動車を購入する際は、総額の20〜30%を頭金として払います。
NBOXの場合だと約30万円ほどとなります。1度に30万円の出費がなくなると考えるととてもお得ですね。
車検や税金時に支払う費用も、月額の料金に含まれています。
さらにリース会社が提供している「メンテナンスオプション」をつけることで、エンジンオイルやワイパーなどの消耗品も、費用を気にせずに定期的に整備してもらうことができます。
メンテナンスパックはプラン内容にもよりますが、4,000〜6,000円ほどでつけることができるので検討してみましょう。
毎月の支払額が初月から契約満了時まで一定なので、生活面にも影響が少ないのはありがたいですね!
マイカーのように乗ることができる
カーリースはカーローンよりもお得にNBOXに乗ることができると解説しましたが、実は同じような部分もあります。納車時に付与されるナンバーは「わ」や「れ」などのレンタカーナンバーではなく、自家用自動車ナンバーとなります。
他にも車を選ぶ際にグレードやカラー、オプションなど全て自分の好みで選択することができます。
また、カーリースでは1ヶ月ごとに走行距離が決まっていて、制限を超えてしまうと1km/5〜10円の超過料金が発生します。しかしプランによっては走行距離制限が設けられていないプランもあり、こちらを選択することで気軽に旅行などの長距離移動をすることもできます。
名義自体はリース業車ですが、それ以外はマイカー購入とほぼ同じように使えるのは大きな魅力の1つですね!
残債が残らないからカンタンに他の車に乗り換えができる
自動車は、平均4〜6年でフルモデルチェンジが行われ、NBOXの場合は6年に1度フルモデルチェンジ、4年に1度マイナーチェンジが行われています。
カーローンで購入した車を乗り換える場合は、少しでも高価買取をしてくれる業者を探したり、廃車手続きをしたりと時間や手間がかかります。そのうえ、再度乗り換えの際に初期費用を準備しなくてはいけません。
さらにローンが残った状態で車を売却をする際は、買取価格が残りのローン以下になる可能性もあります。
しかしカーリースの場合は、契約満了を迎えたらリース会社に車を返却するだけで済むので、ローンが残った状態で新車を迎えるなんてこともありません。
そのため、常に新しいモデルのNBOXに乗りたいという方でも、ストレスなく簡単に車を乗り換えることができます。
NBOXをカーリースで乗る場合の内訳
車検や税金の法定費用は料金に含まれているため、契約者が負担するものはガソリン代と駐車場代の2つのみとなります。
NBOXの燃費は街乗りで約19km/Lとなっています。燃料タンクは27Lなのでガソリン165円/1Lとすると、4,455円で満タンにすることができます。ガソリンを満タンに入れた場合の航続距離は約513kmの走行が可能です。
4,445円で東京から大阪まで行けると考えるととても安いですね!
また、家に駐車スペースがない方は駐車場を借りなければいけません。都内の場合だと月額3万円ほど、地方だと約5000円〜1万円代で借りることができます。
NBOXを1番安くリースできるのはどこ?3社を比較してみた!
NBOXは、軽4輪車新車販売台数8年連続1位を獲得するほど、国内でとても人気の高い車種となっています。ほとんどのリース会社が取り扱いをしている車種でもあるため、どこが1番安価でリースできるのか気になりますよね。
今回は契約期間の選択肢が多い、定額カルモくん・オリックスカーリース・ニコノリの3社を比較して、解説していきます。
比較している料金はリース料のみとなっており、オプションやメンテナンスパックは含まれていません。
定額カルモくん | オリックスカーリース | ニコノリ | |
3年 | 43,074円 | ー | ー |
5年 | 31,580円 | 33,550円 | 月々均等払い 27,077円 ボーナス払い 11,000円 |
7年 | 27,010円 | 27,500円 | ー |
9年 | 22,060円 | 22,770円 | 月々均等払い 26,033円 ボーナス払い 9,900円 |
11年 | 19,860円 | 20,460円 | ー |
3社を比較した結果、ニコノリのボーナス払いを利用することで、月々の支払額を半分以上抑えてリースできることがわかりました。
比較している料金はリース料のみとなっており、オプションやメンテナンスパックは含まれていません。
基本の月額料金に必要であれば、メンテナンスプランやオプションなどを追加することができます。
どのようなものを追加するのかによって月額料金も異なって来るので、自身にあったオプションを選んだうえで料金を比較しましょう。
プランやオプションを選択した料金シミュレーションは、公式サイトで確認ができます!
NBOXの基本情報や魅力を解説!
NBOXは2011年から発売が開始され、2023年には累計販売台数250万台を突破した、とても人気の高い軽自動車です。
軽トールワゴンならではの開放的な車内空間や、低燃費、先進的な技術搭載などが人気の理由となっています。
グレード別基本情報
NBOXは大きく分けて、Gグレード・Lグレード・EXグレードの3つのグレード構成となっています。
Gグレードは標準モデルのみとなっており、LグレードやEXグレードには、NBOX CASTOMやNBOX ターボなどのモデルがあります。
さらにLグレードには、2色のボディカラーを選択できるNBOX コーディネートスタイルや特別仕様車もあります。
Gグレード
GグレードはNBOXの中でも1番価格が安いグレードです。
エンジンはNAエンジンのみとなっており、ターボを選択することはできません。
Honda SESINGなど最低限の装備は備わっているので、こだわりが特にない方であれば充分快適に乗ることができます。しかし後席のドアがパワースライド式でないことや、サイドにエアバッグが備わっていない点は注意しましょう。
Lグレード
Lグレードは非常に選択肢の多いグレードとなります。
標準モデルの他にカスタムモデルがあり、さらにその中にターボモデル・コーディネートモデル・ターボ&コーディネートモデルの3種類があります。
また、カスタムモデルには「L STYLE MODEL」という特別仕様車もあります。
Gグレードにはなかったパワースライドドアや、サイドエアバッグ、シートヒーターは標準装備となっています。
EXグレード
EXグレードは、NBOXの最上位モデルとなります。
しかし、Lグレードとの大きな違いはほとんどありません。
EXモデルの大きな特徴としては、助手席がスライド幅57cmのスーパースライド仕様となっています。
スーパースライド仕様のメリットは、前席と後席の行き来がしやすいことです。さらに席を動かせば、後席にいる子供のお世話もしやすくなります。
また、エアコンにはプラズマクラスター技術が追加されるなど、室内の快適さは抜群です。
CUSTOM
LグレードとEXグレードにはそれぞれ、NBOX CUSTOMという上位グレードがあります。
Customの大きな特徴は、デザインです。
外観はヘッドライトが四角で、フロントグリルが長く、メッキパーツがつけられ、ナンバープレートが中央に位置しています。
足回りにはアルミホイールが使用されています。
後ろ部分はクリアタイプのテールランプに、大型テールゲートスポイラーが装備されており、スタイリッシュな雰囲気が特徴です。
内装は黒を基調とし、クロームメッキを採用することで、クールな高級感を感じさせられます。
シートは通気性抜群のトリコット素材を使用しており、こちらも上品な雰囲気を演出しています。
ボディーカラーは、パールとメタリック系の6色展開となっています。
NBOXターボ
ターボとは、エンジンのことです。
NBOXには、「ターボエンジン」と「NAエンジン」の2種類があり、LグレードとEXグレードでは、どちらかを選択することができます。
2つのエンジンの大きな違いはパワーです。
ターボエンジンは、排気ガスの流れを使ってエンジンに空気を押し込むことで、小さい排気量で、大きな排気量並のパワーを発揮することができます。
パワーや加速力があり、高速道路などでもストレスなくスムーズに走行をすることができるため、長距離移動が多い方や快適なドライブを求める方にはおすすめです。しかしNAエンジンに比べて燃費が悪く、車体価格が高くなります。
対してNAエンジンは、ターボエンジンに比べて燃費が良く、車両本体価格も安いです。
普段から街乗りメインで、燃費やコストを重視したいという方にはおすすめです。
NBOXファッションスタイル
NBOXファッションスタイルは、ノーマルグレードのNBOXにドアミラーやドアハンドルにオフホワイトを使用し、足回りにはオフホワイトとボディカラー同色のホイールキャップが装着された、個性溢れるデザインが特徴のグレードです。
標準装備はNBOXと変わりませんが、ボディーカラーはNBOXにない、「オータムイエロー・パール」「フィヨルドミスト・パール」「プレミアムアイボリー・パール」の3種類となっています。
NBOXコーディネートスタイル
コーディネートスタイルはNBOXカスタムにのみあるタイプで、モノトーンと2トーンの2種類があります。
モノトーンタイプ、ホイールがベルリナブラック塗装+切削タイプとなり、より引きしまっせ見えるようになりました。
2トーンタイプは、ボディーカラーとルーフの色が異なったデザインとなり、内装の塗装やクロームメッキ加飾も専用のデザインとなり、より高級感が備わりました。
ホイールはモノトーンタイプと同じデザインです。
NBOX スロープ
NBOXには福祉車両として、「NBOX スロープ」という車いす仕様が販売されています。
介護のしやすさを最優先に考えられた設計で、スロープが車いすの軌道調整を自動で行いながら、乗り降りを快適にすることができます。
車いすを乗せない時でも、余裕で大人4人乗車ができ、買い込んだ荷物もスロープを使うことで簡単に積むことができます。
スロープは全グレードから選択することができ、ターボエンジンモデルもあります。
グレード | 駆動方式 |
---|---|
NBOX G | 2WD:146万8,500円 4WD:160万1,600円 |
NBOX G ファッションスタイル | 2WD:174万7,900円 4WD:188万1,000円 |
NBOX G スロープ | 2WD:166万5,000円 4WD:178万6,000円 |
NBOX L | 2WD:159万9,400円 4WD:173万2,500円 |
NBOX L スロープ | 2WD:178万4,000円 4WD:190万5,000円 |
NBOX L ターボ スロープ | 2WD:196万5,000円 4WD:208万6,000円 |
NBOX L カスタム | 2WD:184万9,100円 4WD:198万2,200円 |
NBOX L カスタム ターボ | 2WD:202万4,000円 4WD:215万7,100円 |
NBOX L カスタム スロープ | 2WD:203万9,000円 4WD:216万0,000円 |
NBOX L コーディネートスタイル(モノトーン) | 2WD:203万3,900円 4WD:216万7,000円 |
NBOX L カスタムターボ コーディネートスタイル(モノトーン) | 2WD:215万4,900円 4WD:228万8,000円 |
NBOX L コーディネートスタイル(2トーン) | 2WD:211万9,700円 4WD:225万2,800円 |
NBOX L カスタムターボ コーディネートスタイル(2トーン) | 2WD:222万9,700円 4WD:236万2,800円 |
NBOX EX | 2WD:169万8,400円 4WD:183万1,500円 |
NBOX EXカスタム | 2WD:193万4,900円 4WD:206万8,000円 |
NBOX EXカスタムターボ | 2WD:207万4,600円 4WD:220万7,700円 |
NBOXの魅力
NBOXは国内でもトップレベルの人気を誇る軽トールワゴン車です。
ここまでの人気を誇る車は一体どんな魅力を持っているのか見ていきましょう。
快適な車内空間
NBOXは車内の長さが224cm、高さが140cmと軽自動車の中ではトップレベルに広い車内となっています。広さはミニバン並みなので、大人4人でも窮屈になりません。
車内には紙パックがすっぽりと入る四角いドリンクホルダーや、助手席側にスマホや財布がおける大きなトレーなど収納スペースもバッチリです。
さらにNBOXは、デッドニングという音響対策を施しており、外部の騒音が中に聞こえにくいようになっています。
他にも状況に合わせてシートアレンジが可能など、車内空間は大満足です。
デザイン性
NBOXのデザインは発売当初から定評があり、軽自動車とは思えないほどのスタイリッシュさと高級感を兼ね備えています。
内装は黒やグレーを基調としたデザインが多く、シートは触り心地の良いトリコット生地となっています。クッション性が高く長時間の運転でも快適に過ごすことができます。
外装はメッキパーツを多用することで、力強さと高級感を感じさせるデザインとなっています。
共通のボディーカラーは6色展開されており、2トーンスタイルなど楽しみ方も多用です。
走行性
NBOXでは、極細のフロントピラーを採用することにより大きめのフロントガラス+ワイドな視野で死角が少ないです。目線もミニバン並の高さを確保しているため走行中のストレスがとても少ないです。
さらに「S07B」エンジンの搭載により、24.5km/Lの低燃費+58馬力のパワフルさを実現しています。
コーナリングでは「アジャイルハンドリングアシスト」の搭載により、高さのある車にありがちな横揺れなどを抑え、安定した走行が実現されています。
安全性能
NBOXは2022年のマイナーチェンジから、全グレードにホンダ独自の最新技術「Honda SENSING」を標準装備しました。
- 衝突軽減ブレーキ(CMBS)
- 誤発進抑制機能
- 歩行者事故低減ステアリング
- 路外逸脱却抑制機能
- 渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール(ACC)
- 車線維持支援システム(LKAS)
- 先行車発進お知らせ機能
- 標識認識機能
- 後方誤発進抑制機能
- オートハイビーム
の10項目があります。
さらにホンダは、衝突安全性能評価で最高ランクを獲得しました。
デザインや走行性能だけでなく、これらの安全性能でホンダの車を選ぶ人が今後増えていくことは間違いないでしょう。